こんにちは、パンダリオン(@pandarion_com)です。僕はWeb関連の仕事をしているので、毎日何時間もパソコンと向き合っています。
仕事のほぼ全てをパソコンで行うので、作業スピードがとても大事。作業スピードを上げるためには、単純にタイピングスピードを上げたり、作業効率を上げたりって方法もあるんですが、何よりも簡単に出来るのが…
ディスプレイを増やす!
ということ。作業スペースが2倍になれば、作業効率は2倍以上になる気がしています。それだけ多くの情報を一度に確認できますし、一度にたくさんの作業をこなす事ができますからね。
という経験から、僕は社員にもデュアルディスプレイをオススメしています。始めてパソコン仕事をするときには、なんだか慣れないデュアルディスプレイ。しかし、一度デュアルディスプレイに慣れてしまうと、もう1枚モニタには戻れないかも。
そこで、今回は僕がオススメするデュアルディスプレイに最適なサブモニターをご紹介します。
ディスプレイを買うときには、入力端子を確認する
ディスプレイを購入しようと思うと、
[st-kaiwa2]どんな大きさのモニターがいいかな〜?21インチ?24インチ?[/st-kaiwa2]なんて、ディスプレイの大きさばかり考えてしまいがちですが、何よりも大事なのはディスプレイの入力端子。
どのような形式でモニタ出力できるのか、そのディスプレイには自分のパソコンに適した端子がついているのかを確認しましょう。
いくら画面の大きなディスプレイを購入したとしても、自分のパソコンで使用できないのでは意味がありません。まずは、モニターで使用できる端子の種類を確認しましょう。
基本的には、モニターとパソコン本体の両方に同じ端子があれば大丈夫。無かったとしても、変換アダプターなどを使用すれば接続可能です。
VGA端子(アナログ接続)
最近では、ほとんどのモニターがデジタル接続になっています。しかし、アナログ接続の端子もいまだに存在しますし、格安のモニターになるとアナログ端子しか付属していないようなケースも…、最近は少ないか。
VGA端子というのは、一般的には上の写真のような青色の端子です。パソコンによってはD-subと記載されているものもありますが、これもVGA端子と同じようにケーブルが使用できます。
小さな穴が空いている事が確認できると思いますが、想像通りこの穴に刺すようなケーブルを使用します。
こんなケーブルを見た事がありませんか?これがVGA接続に使用するアナログケーブルです。真ん中に小さなピンが出ているのが分かりますよね。これを先ほどの端子に接続する事で、パソコン本体とモニターをアナログ接続できます。
アナログ接続、デジタル接続と2通りの方法があるのですが、基本的にはどちらの方法でもモニターへの出力は可能です。
しかし、ご想像の通りアナログ接続で出力するよりも、デジタル接続でモニター出力した方が画面が鮮明になります。一般使いには問題ないかもしれませんが、画像編集や動画編集など綺麗な素材を見る必要がある場合はデジタル出力を使用しましょう。
DVI端子(デジタル接続)
この画像左側のような白い端子を見た事がありませんか?これが一般的にDVIと表記されているデジタル出力の端子部分です。
先ほどのVGA(D-sub)と同じようにピンを差し込む穴が見えていますよね。同じように、ピンがついたケーブルで接続する方法です。
しかし、ここで注意が必要なのはピンの本数と並び方。
現在のモニタは解像度が4K(3840 × 2160)のような高解像度のものもありますね。そういったものはデュアルリンク方式といって、DVIの中でも端子の並びが少し違ったものとなります。
上の写真に写っているDVI端子がデュアルリンク端子。ピンの穴が24個(8×3)綺麗に並んでいますよね。
シングルリンクの場合は、ピンが9個(3×3)の2つ(=18個)となっており、根本的にピンの数が違います。
しかし、フルHD(1920 × 1080)程度の画質で大丈夫な場合は、無理にデュアルリンク方式のDVIを選ぶ必要もありません。フルHDでも十分綺麗に見えますからね。
また、もしデュアルリンクとシングルリンクを間違えて購入してしまったとしても、それぞれの変換アダプタが存在するので安心してください。変換アダプタを噛ませることによってどちらの方式でも接続可能です。
HDMI端子
最近はほとんどのモニター機器がHDMI接続になっていますね。パソコンだけではなく、テレビ関連、ゲームもHDMI接続ですし、HDMI端子について詳しい説明は不要かもしれません…。
HDMI端子はDVI端子をベースに作られたデジタル入出力端子。HDMI端子一つで映像出力から音声出力まで全てを管理する事ができます。
形状も特殊ですし、分かりやすくてかなり便利な接続端子なのですが、実はHDMI端子にも種類があります。
Mini-HDMI、Micro-HDMIの2種類。といっても、それぞれ完全に大きさが違うので分かりやすいと思います。メジャーなのは通常のHDMI端子。
最近のパソコンにもHDMI端子は標準装備されていますし、ほとんどのモニターにHDMI端子が搭載されています。HDMI端子は変換アダプタもたくさん販売されているので、基本的にはHDMI端子が搭載されているモニターを購入出来れば間違い無いですね。
Display Port端子
パソコンを日常的に使っていない方には聞きなれない端子かもしれません。
Display Portはこんな形をした端子です。見た目はHDMIに似ていますよね?
でもよーく見てもらうとわかると思いますが、HDMIは台形をしていたのに比べ、Display Port端子は片側だけが欠けたような形をしています。
Display Port端子を搭載しているディスプレイはあまり多く無いのですが、ThinkPad(Lenovo)のパソコンやモニターにはDisplay Portが搭載されている事が多いです。
HDMIと同じように、Display Port端子にもMini Display Portという少し小ぶりのモデルがあります。Mini Display PortはMacBook系、iMacなどにも採用されていた端子です。ただ、ディスプレイ側にMini Display Portが搭載されているモニターはあまり見た事がないような…。
USB Type-C端子
12インチMacBookの発売とともに話題になったUSB Type-C端子。MacBookにはこのUSB Type-C端子しか付いていないので、発売された頃は対応する外部機器がなくて大変でした。
しかし、今となっては様々な機器にUSB Type-Cが搭載されています。
上下関係ない差込口、映像や音声だけではなく、データ転送から充電までこなせる万能端子です。(充電などはThunderbolt3端子)
まだ、ディスプレイ側にUSB Type-Cを搭載しているモニターは少ないかもしれませんが、パソコン周りをスッキリスマートにまとめたい方はUSB Type-Cが付いているかどうかも確認してみると面白いかもしれません。
おすすめはDVI端子とHDMI端子の両方が付いているモデル
僕が雄すっ目するディスプレイは、DVI端子などちょっと古い端子と、HDMI端子などの新しいデジタル入力端子両方が付いているモデル。また、HDMI端子は2つ以上ついているといいですね。
[st-kaiwa3]パソコンは一台なのに、そんなにディスプレイ側の端子いる?[/st-kaiwa3]なんて思われるかもしれませんが、端子は多いと何かと楽なんです。
1つの端子は常にパソコンに接続しておき、もう一つの端子はゲーム機器に接続する。そうやって使っておけば、気が向いたときにさっと入力切替でゲームを楽しむ事もできます。
…仕事の場ではおすすめできませんが。
遊ぶだけではなく、端子が多いといざというトラブル時にも焦らなくて大丈夫。ディスプレイ側の端子って、ケーブルが引っ張られたりで意外と故障する事があるんです。でもポートが他にも付いていれば切り替えれば大丈夫。
なので、僕は基本的にHDMI端子とDVI端子の両方が搭載されているディスプレイを使っています。
低価格(コスパ良し)おすすめサブディスプレイ
さて、次に僕がおすすめするサブディスプレイをご紹介。初めてサブディスプレイを買う方のために、比較的安いモデルだけを集めてみました。
中にはゲーミングモデルなんていうカッコいいディスプレイもありますが、やはりお値段が…。といった感じなので、初めてデュアルディスプレイにする方は安めのモニターでOK。1万円台でもかなり高機能なディスプレイが購入できます。
ディスプレイサイズは大きい方がいいと思われるかもしれませんが、基本的には30インチを超えないサイズをおすすめします。
パソコン作業をする時って、ディスプレイが目の近くにありますよね。テレビを見る時は離れてみるかもしれませんが、パソコン作業のディスプレイはそんな訳にはいきません。
となると、あまりにも大きなモニタサイズだと目線の動きが激しくなるので逆に目が疲れてしまうんです。上下左右に目線が動くと目も疲れますし、思っている以上に肩が凝ります…。
という事で、今回は20インチ〜24インチ程度で初めてのデュアルディスプレイにおすすめのモデルをご紹介します。
iiyama|21.5インチワイドディスプレイ(昇降・ピボット機能対応)
こちらのiiyamaから販売されているディスプレイ。21.5インチという使いやすいサイズでありながら、ピボット機能(縦置き対応)が付いています。
また、接続端子も
- HDMI
- DVI
- D-Sub(VGA)
と豊富。これだけ対応していれば、ほとんどのパソコンに対応できます。
さらに、接続用ケーブルも同梱されているので、このディスプレイを買うだけでデュアルディスプレイ環境を作る事ができます。無駄な買い物をしなくていいのも嬉しいポイントですね。
対応している解像度は1920×1080のフルHD。21.5インチディスプレイでフルHDに対応していれば、パソコンのサブディスプレイとしては十分。
ディスプレイ表面はノングレアタイプ(光の反射を抑えたタイプ)なので、長時間のパソコン作業でも目が疲れにくい仕様となっています。
ピボット機能がついており縦置きにも対応しているので、仕様用途を選ばずに使えるモニターです。Web制作をする方にはかなりおすすめの一品。縦置きできるとコーディングがかなり楽になりますからね。
>>iiyama 昇降・ピボット機能対応 WLEDバックライト搭載 21.5型ワイド液晶ディスプレイ
Philips|23.6型ワイド液晶ディスプレイ
電気シェーバーで有名なPhillipsからもモニターが販売されています。大手電子メーカーだからこそ、安心して購入できるモニターですね。
また、こちらの商品はディスプレイサイズが23.6インチ。先ほどのiiyama製ディスプレイよりも少し大きなサイズです。
23.6インチという事なので、一般的なワークデスクの上に置くならこれくらいのサイズが限界かもしれません。あまり大き過ぎると目から近すぎて逆に作業しにくくなります。
このPhillipsディスプレイも、先ほどのiiyama製ディスプレイと同じように
- HDMI
- DVI(デュアルリンク)
- D-Sub(VGA)
の3つの端子が搭載されています。こちらも専用の接続ケーブルが付属しているので、このディスプレイを購入すればその日からデュアルディスプレイとして使用する事が可能。
また、このディスプレイは見た目がおしゃれ。
この写真のように、ディスプレイの枠(ベゼル)がかなり薄く設計されています。また、他のディスプレイのようにどっしりした足ではなく、おしゃれなフレーム風足が付属しています。ディスプレイ足元が広く使えますね。
ディスプレイ本体はUltra Wide-Color搭載で、かなり鮮明な広角ディスプレイ。広範囲の色を表示できるだけではなく、どの角度から見ても色がはっきり見えるのが特徴です。
様々なテクノロジーが搭載されたディスプレイで、発色の良さ、見やすさ、目の疲れにくさを達成したモデル。さらに、初めてディスプレイを買うかたにも嬉しい低価格。
Acer|モニター ディスプレイ 24インチ
初めての方へおすすめするパソコン集でも登場したAcer。そのAcerはパソコンだけではなく、ディスプレイも製造しています。
こちらのAcerディスプレイは、アンチグレアディスプレイでありながら表面のザラつきを抑え、しっかりとした発色を実現しているモデル。目に優しく、さらに作業性も高いディスプレイです。
入力端子は、他のディスプレイと同じく
- HDMI
- DVI(デュアルリンク)
- D-Sub(VGA)
の3種類。
こちらのディスプレイは1万円台という価格ながら、画面のチルト機能がついています。前傾、後傾に動かせるので、テーブルの高さに左右されずぴったり見やすいポジションへ動かせるので、肩こりに悩まされている人にも安心。
画面サイズは24インチと割と大きめですが、表示されるのはフルHD(1920 × 1080)と標準。ここは1万円台という価格を考慮すればしょうがないですね。
ただ、全体的にスマートに設計されていながら、必要な機能は全て盛り込まれているイメージ。初めてのデュアルディスプレイだけど、ちょっといいものを使ってみたい人、肩こりを心配している人にはピッタリ。
BenQ|モニター ディスプレイ 21.5インチ
こちら、うちの会社でも使っているBenQモニター。
特別な装備もなく、いかにも”無難”というイメージなモニターですが、必要な装備がしっかり搭載されており、価格も11,800円(Amazon価格)とお手頃なのがGood。
12,000円ほどの価格帯でありながらアンチグレアディスプレイ、ブルーライトカット機能、フルHDという仕様。
低価格でありながら
- HDMI × 2
- D-Sub × 1
の3つの入力端子を備えています。
Amazon評価も3.7と結構いい数字。しっかりとデジタル入力に対応していて、21.5インチというちょうどいい画面サイズ、仕様場所を選ばないスタンダードなデザイン。
サブディスプレイ、デュアルディスプレイを初めて活用する人にはかなりオススメのモニターです。
Dell|モニター 19インチ スクエア型
横長(ワイド)ディスプレイだけではなく、正方形型(スクエア)のディスプレイもサブディスプレイとしてオススメ。
パソコンも販売しているメーカー、DELLから販売されているこの19インチモニターはスクエア型に近い形をしています。
スクエア型に近くなるので解像度こそ1280 × 1024と低くなりますが、サブディスプレイとして使用するには十分の大きさ。作業するテーブルが小さい方はこれくらいの大きさの方が使いやすいかもしれません。
接続端子は
- Display Port × 1
- HDMI × 1
- D-Sub × 1
が搭載されています。HDMIだけではなく、Display Portまで付属しているのは嬉しいですね。
このように、
- 画面高さ調整機能
- チルト機能(前後の角度調整)
- ディスプレイ回転機能(縦置きOK)
と、ディスプレイ本体を使いやすいように調整できるのも嬉しいポイント。スクエアタイプなので、画面の回転はそこまで使わないかもしれませんが、5:4の比率となっているので、コーディング作業をする方にはオススメ。
ビジネスシーンで多く使用されるDELL製らしく、長時間の作業にも耐えられるように画面のチラつき防止機能やブルーライト軽減機能も搭載されています。
LG|モニター ディスプレイ 27インチ
先ほどまでは19インチ〜24インチのモニターをご紹介しましたが、こちらは少し大きな27インチモニター。作業スペース(机)が広くて、モニターから目が離れている方にオススメできる大型モニター。27インチという大きさなので、作業スペースが広く使えるのがメリット。
ただ、画面サイズが大きくなっても解像度は1920×1080とフルHDサイズなので、その点だけは注意が必要です。
画面の入力端子は
- HDMI × 1
- DVI × 1
- D-Sub × 1
の3つ。このモニターにはDVIとD-Subのケーブルが付属していますが、HDMIケーブルは付属していないので、HDMI接続を利用したい方は別途HDMIケーブルの購入が必要です。
チラつき防止(フリッカーセーフ)、ブルーライト軽減機能なども搭載しているので、長時間のパソコン作業にも適したモニターです。
ちょっと大きな27インチモニターを使ってみたい方にはオススメできるサブディスプレイ。