【NIXON】腕時計の電池交換に素人がチャレンジ!

【NIXON】腕時計の電池交換に素人がチャレンジ!

こんにちは、ちょっと前まで時計マニアだったパンダリオン(@pandarion_com)です。

みなさん、腕時計は使ってますか?正直、最近はスマホ一つあれば事足りるので腕時計ってファッションとしての役割だけになりがちですよね…。

僕は周りのみんなよりは時計好きだったと自負しているんですが、そんな僕も最近になると腕時計をする機会も少なく、時計の電池が全部切れちゃってる状態。

そんなかわいそうな腕時計たち、ちょっと電池だけでも交換してあげようかなと思ったんですが、正直全部をお店へ持っていくと交換費用だけで何万円にも…。

そこで、今回は自分で交換できそうなNIXONの電池を自分で交換してみることに!気に入っていた腕時計なので壊れると怖いんですが、愛着があるからこそ自分で交換してみようって感じで!

公式NIXONの電池交換費用

自分で電池交換するといっても、今回の目的は電池交換の費用を安く済ませること。自分で電池交換するのに、お店での電池交換より高くなるのでは意味ありません。

そこで、まずはNIXON公式の電池交換費用を調べてみようとホームページを確認してみると…、なんと修理価格シミュレーションなるものが。

ここで項目を選んでいくと、修理価格がわかるようですね。

  1. 注意事項への同意
  2. 保証書の有無
  3. 購入時の本体定価(〜¥9,999、¥40,000〜など、だいたい)
  4. 修理内容の選択

を行うと、おおよその修理工賃が分かります。

NIXON SULTANの場合

NIXON SULTAN

今回、僕が電池交換をしたいのはNIXONのSULTAN(サルタン)というモデル。この四角い形が特徴的で大好きだったんですよね〜。確か、これは高校生の時に購入したもの。

購入価格は4万円〜5万円ほどだった?と記憶しています。

そこで、先ほどのNIXON公式修理シミュレーションを行なっていくと、防水検査付きの電池交換費用は3,000円!

NIXON SULTANの電池交換費用

思ったよりも安いですね。もっと、5,000円以上するのかと思っていました。

実際、修理項目って他にも

  • ステンレス以外のベルト交換
  • ステンレスベルトの交換
  • ケース交換(時計本体の外装)
  • ケース内(ムーブメント)の取替
  • ベルトループの交換・取り付け
  • ステンレスベルトのバックル(留め金)修理
  • ステンレスベルト以外のバックル(留め金)修理
  • 裏側に矢印がついているコマの修理
  • 連結しているタイプのコマの修理
  • コマ連結用ピンの修理・取替
  • リュウズ箇所の修理・取替
  • 防水用パーツ(時計用パッキン)取替
  • 裏蓋ビス(ネジ)の取り付け
  • ケースバック(裏蓋)修理・取替
  • ボタン箇所 修理・取替
  • 電池交換(防水検査付)
  • ケース内クリーニング(くもり取り)
  • 文字盤調整(針やインデックス外れの修理)
  • ベルトのサイズ調整
  • ゴム交換(VEGAなど)

これだけあるんです。ほんと、どんな状態でも修理してもらえるみたいですね。

NIXONって元々はサーファー、スノーボーダーなどが使用するサーフ系ブランドだったこともあり、時計自体が丈夫で、かつ修理も対応してくれるので半永久的に使える腕時計かもしれませんね。

今回の目的は3,000以下で電池交換

ということで、今回は3,000円以下でNIXON SULTANの電池交換をすることが目標!実際、自分で交換すれば3,000円以下で電池交換できるんでしょうか?

「愛着のある時計なので自分で交換したい!」という気持ちが半分、あと半分は「とりあえず安く済ませたい!」って感じ。

交換方法はネットでも紹介されてた

SULTANではないんですが、NIXONの電池交換方法はネットでもたくさん紹介されているんですね。この説明通りにやっていけば出来そう…と思ったんですが、SULTANと仕様が違うものばかり。

多くの丸型時計は、裏蓋を外す時に専用工具でグルグル回して取り外すそうなんですが、SULTANは四角い形をしているので裏蓋はネジ式。

そのため、精密ドライバー(めちゃくちゃ細いドライバー)で裏蓋を外す必要があります。

僕が調べた電池交換の交換方法は

  1. 裏蓋のネジを外す
  2. 裏蓋を外す
  3. 中の白いプラスチックカバーを外す
  4. 電池を外して新しいものと交換
  5. プラスチックカバーを戻して裏蓋をする
  6. 最後に裏蓋のネジを締め直す

って感じ。まあ、裏蓋外して電池を変えるってだけなんで、作業自体は簡単そう!

SULTANの電池交換に必要な道具

ネットの情報を確認しながら、今回の電池交換に必要なもの、その値段を調べてみました。

精密ドライバー 100円
電池(SR626SW) 200円

SULTANは裏蓋をネジで締め付けているタイプなので、必要なものはこれだけ…、めちゃくちゃ安い!

NIXON公式で修理を依頼すると3,000円+送料が必要になりますが、自分で修理すれば300円ほどで修理できそうです。

しかも、電池はAmazonで調べてみると5個セットが215円で販売されていました。他の腕時計も電池交換したいと思っていたところなので、ここで一応5個セットを購入します。

SONY(ソニー) SR626SW(377) 5個入 時計用電池 海外パッケージ
ソニー(SONY)

…ということは1個あたり40円ほど。めちゃくちゃ安く電池交換できちゃうんですね。

ま、3,000円の電池交換費用が高いって言いたいわけじゃなくて、それくらいNIXON公式の電池交換はプロの技ってことでしょう。NIXONは防水機能を持った時計ですので、たぶん僕が自分で電池交換すると防水効果はなくなると思います。(パッキンの問題とか)

なので、しっかりとNIXON本来の機能性を保ちたいという人は絶対にNIXON公式の電池交換がオススメ!僕は、今回電池交換するSULTANは自分が初めて買った時計ってことで、愛着もあるので自分で交換してみます。

さっそく、時計をバラす!

必要なものを購入したら早速SULTANをバラしていきます!腕時計の分解って初めての経験なのでドキドキ。細かいネジとか無くしたら泣きそうなので、まずは机の上の掃除から。

前回、「キーボードカバーつけるならmoshiのClearguard一択!MacBook Pro編」でMacBookの掃除用に購入していたエアダスターを使い、机の上を大掃除。ホコリひとつ無い状態に。

やっぱり腕時計って精密機器?だと思うので、作業する場所は出来るだけ綺麗にしておきましょう。

裏蓋をオープン!

さて、掃除も済んだらSULTANの裏蓋を確認。4箇所のネジで固定されているようなので、このネジを精密ドライバーで外していきます。

精密ドライバー

精密ドライバーってこんなやつね。写真見てもらうとわかる通り、普通のドライバーに比べるとかなり細い。でも、しっかりと回しやすいように工夫されてるドライバー。

こういった小さなネジをドライバーで外す時には、しっかりとドライバーを押し込んでおくことがポイント。溝にグッとドライバーを押し込んでおかないと、ドライバーが空回りしてネジの溝を潰してしまう可能性がありますからね。

サルタンの裏蓋取り外し

ネジを外したら裏蓋を外す、外す、はず…せない!裏蓋がガッチリ固定されているようでなかなか外れません。

そこで、そんな時はリューズ部分の溝にドライバーを挿してこじ開けます。ただ、この時に時計を反対に(裏蓋を下に)向けないよう注意が必要。裏蓋を逆さまにしておかないと、空いた時に中の部品が落ちる可能性がありますからね。

カバーを外してボタン電池を取り出す

ドライバーで裏蓋をこじ開けたら中を確認。さっき裏蓋が開かなかったのは防水パッキンが入っていたからなんですね。このパッキンが付いていることで中に水が入らないようになっています。

サルタンの中にあるプラスチックカバー

中身を見ると白いプラスチックカバーが付いていますので、このプラスチックカバーも外します。すると、時計の中身(ムーブメント)が顔を出します。

サルタンのボタン電池

ここに付いている小さいボタンが腕時計の電池。時計のモデルによって電池の型番は違いますが、基本的にはこういった小さなボタン電池が入っています。この電池を新しいものと交換。

電池はガチッとハマっているので外しにくいかもしれませんが、テコの原理で起こしたり、横にスライドしたりすることで取り外せます。SULTANの場合はドライバーでパカっと起こしてあげると外すことができました。

取り外した電池がこちら。

SR626SW

SONY製のSR636SWという型の電池。こんな小さな電池で動いているんですね。

で、新しい電池に交換して、プラスチックカバーを戻し、裏蓋をはめれば電池交換完了!秒針の動きを確認して時刻を調整すれば完全復活!

防水機能には注意が必要

基本的にNIXONには防水機能がついていますので、海やプールでの使用もOK!となっていますが、自分で電池交換をすると防水機能は失われると思った方がいいかもしれません。

防水パッキンが劣化している場合、裏蓋を外す時にパッキンが割れる可能性があります。また、パッキンを元どおりに戻せたとしても、ちょっとした隙間から浸水する可能性があります。

中に水が入ってしまうとムーブメントを壊すだけではなく、時計自体が曇ったりします。そのため、自分で電池交換をした時には防水に期待しない方がいいですね。

自分で電池交換して腕時計への愛着倍増

NIXON SULTAN

今回、初めて自分で腕時計の電池交換をしてみたんですが、最初は恐る恐るだったものの一度してしまえば慣れるものですね。

自分で電池交換したことで工賃も0円ですし、全部で300円ほどの出費で抑えられました。公式店で修理をすると3,000円とのことで、10分の1の出費で電池交換が完了。

この調子で他の時計も電池交換してみようかな…と思うのですが、そんな時には最初に電池のモデルを確認する必要があります。腕時計のメーカー、モデルによって使用されている電池は違いますからね。

自分で電池交換すると費用がぐっと抑えられるだけではなく、自分で電池交換したということで腕時計への愛着も倍増!今まであまり使用していなかった腕時計も、これからは出動のチャンスが増えそうです。

最近ではファッションの一部になってきている腕時計。タンスの肥やしになってしまっている人も多いかもしれませんが、夏を迎える前にちょっとメンテナンスしてみては?想像以上に気分がスッキリしますよ。