パソコンの画面キャプチャは「Skitch」を使おう!キャプチャ(スクリーンショット)→編集まで一気に

パソコンの画面キャプチャは「Skitch」を使おう!キャプチャ(スクリーンショット)→編集まで一気に

こんにちは、パンダリオン(@pandarion_com)です。いきなりですが、皆さんはパソコンの画面キャプチャに何を使っていますか?

Windowsユーザーの場合、[PrintScrn](プリントスクリーン)を用いて全画面のキャプチャをしたり、[Alt]+[PrintScrn]を使用してアクティブウィンドウのキャプチャをしている人は多いのかもしれません。

僕はMacユーザーなのですが、実はMacにもキャプチャショートカットが存在します。[command]+[shift]+[5]を押すことでキャプチャ画面が開き、好きな場所をキャプチャすることが出来ます。

こういったOSデフォルトのキャプチャ機能も、キャプチャするだけなら問題ない。しかし、一般的にキャプチャした画像を使用するときには、多少の編集が必要ですよね。

[st-square-checkbox bgcolor=”” bordercolor=”” fontweight=”” borderwidth=”3″]
  • 大事な部分だけ赤枠で囲みたい
  • 注目して欲しいところへ矢印を表示したい
  • 補足テキストを入力したい
  • 見えて欲しくない部分は隠したい
[/st-square-checkbox]

こういった多少の編集が必要になるでしょう。そんなときに便利なのが「Skitch」というキャプチャアプリ。

今回は画面のキャプチャに有効なSkitchを簡単にご紹介します。

キャプチャアプリSkitchとは

SkitchはEvernoteが提供しているアプリケーションです。そのため、基本的にはSkitch単体で利用するというより、Evernoteと連携させることを前提として作られています。ただ、Skitch単体で使用することも出来るのでご安心ください。

Skitchはパソコン、スマホ両方のアプリケーションが提供されていましたが、2016年1月以降はパソコン版(Mac)だけの提供となっています。iOS版のアプリも提供はされているのですが、サポートサービス自体が終了しているので、基本的には使用できないと思った方が良さそう。

Skitchが優秀なのは画面のキャプチャが出来るだけではなく、Skitchアプリ一つで

[st-square-checkbox bgcolor=”” bordercolor=”” fontweight=”” borderwidth=”3″]
  • 画像に文字入れ
  • 矢印を表示
  • 四角など図形を挿入
  • モザイク処理
[/st-square-checkbox]

などが出来るところ。キャプチャした画像をそのまま編集できるんですね。

一つのアプリで全ての作業が完了するので、社内での指示出し、ブログやサイトで使用する画像の作成が捗ります。出来る人はSkitchを使っているといっても過言ではないほど…。

Skitch for Macで出来ること

先ほどお話したとおり、現在はMacOSだけでSkitchが提供されています。そのため、ここではMacOSをベースにSkitchで出来ることをご紹介。

Skitchのダウンロード

SkitchはEvernoteから提供されているアプリケーションで、こちらの「Skitchダウンロードページ」からダウンロードが可能です。まずは、こちらからSkitchアプリをダウンロードしてください。

画像のキャプチャ

Skitchを利用するときには、まず画像をキャプチャしましょう。画像のキャプチャは

Skitchで画像をキャプチャする

このように、Skitchを開いた所の上部「画面キャプチャ」ボタンをクリックすることで可能。ここをクリックすることで、画面を選択キャプチャすることが可能です。

また、ショートカットを設定することも可能。

基本的には[command]+[shift]+[5]でキャプチャする対象を選択しつつスクリーンショットが撮れますし、[command]+[shift]+[6]で画面全体のスクリーンショットが撮れます。Skitchのショートカットについては、またあとで記載します。

[command]+[shift]+[5]でスクリーンショットを撮ることが出来るのですが、人によっては他のショートカットと重複している可能性もありますね。そんなときはMacの設定画面から他のショートカットを変更しておきましょう。

Macのシステム環境設定から「キーボード」→「ショートカット」と進むことで、様々なショートカットキーを編集することが出来ます。

Macのショートカット

もし、この中に[command]+[shift]+[5]と被っているものがある場合、他のショートカットを割り当てておくと便利ですね。基本的に[command]+[shift]+[数字]は画面キャプチャで使用しているケースが多いので、この「スクリーンショット」タブを確認してみるといいかもしれません。

キャプチャした画像の編集

Skitchのキャプチャ画面

画像をキャプチャするとこの方な形になるのですが、左側に見えているいくつかのボタンがキャプチャした画像を編集できるオプションです。基本的な出来ることをキャプチャで説明します。

Skitchで出来ること

ツールバーの上から

[st-square-checkbox bgcolor=”” bordercolor=”” fontweight=”” borderwidth=”3″]
  • 矢印の作成
  • テキストの入力
  • 囲み(四角)の挿入
  • ペンツールで手書き
  • 重要マークやポイントの作成
  • モザイク処理
  • 画像のトリミング
[/st-square-checkbox]

が可能となっています。中でも、矢印や四角の囲みはかなり使うツールですね。その下に表示されている赤い丸と線は

[st-square-checkbox bgcolor=”” bordercolor=”” fontweight=”” borderwidth=”3″]
  • カラー選択
  • 線の太さ変更
[/st-square-checkbox]

のツールです。大きな画像をキャプチャして編集するときなどは、普通のサイズだと見にくくなってしまうので、ここで線を太くしたりします。

キャプチャ→編集した画像の保存形式

編集が完了した画像はそのまま画像形式で保存することが可能。保存可能な拡張子を確認してみると

Skitchの保存形式

  • PNG
  • Skitch PNG
  • JPG
  • Skitch JPG
  • HEIC
  • Skitch HEIC
  • TIFF
  • GIF
  • BMP
  • PDF

といった感じ。一般的に使用されている画像保存形式には対応しています。

少し気になるのが「Skitch 〇〇」と表示されている保存形式。実はこれ、「Skitch 〇〇」で保存することによって、再編集が可能になるんです。これを知らない人は、意外と多いのでは?

JPGやPNGで保存した画像は”画像”として保存されるので、再編集することはできません。あくまでも画像です。

しかし、Skitchの拡張子で保存することによって、再度そのファイルを開けば矢印やテキストの編集が可能なんです。PhotoshopやIllustratorのファイル保存と似ていますね。

そのため、再編集する可能性があるキャプチャ画像に関しては、画像ファイルとしての保存だけではなく「Skitch 〇〇」形式でも保存しておくと便利かもしれません。何かあったときにすぐ修正できますからね。

特に、「今しか撮れない!」というキャプチャ画像の場合はSkitch形式のファイルも保存しておきましょう。

画像の保存はドラッグ&ドロップ

Skitchでキャプチャ、編集した画像の保存はドラッグ&ドロップでOK。

Skitchの保存方法

ファイルを保存するときみたいに「名前をつけて保存」とか「上書き保存」とかっていうオプションはありません。初めての方は少し慣れないかもしれませんが、やってみると簡単です。

ドラッグ&ドロップでフォルダ内に保存することができますし、ドロップ先をメールやチャット画面にすることで、そのままファイルの送信が可能です。

サクッとキャプチャ撮って、ササッと編集して、バッと提出できる。これもSkitchのいいところですね。

キャプチャをコピーペーストも可能

もう一つ、Skitchの面白い機能として、キャプチャした画像をそのままコピーペースト出来るというものがあります。

ChatWorkやLINE、Slackとかのチャットツールは使ってますか?

そういったチャットツールで画像を添付送信する場面って意外と多いと思うのですが、一般的には「画像添付」→「画像を選択」→「送信」って感じで画像を送りますよね?

でも、Skitchの場合は編集したSkitchの画面で[command]+[shift]+[c]を押すことで画像がコピーでき、送信したチャット画面で[command]+[v]を押すことで画像が送信できます。

Skitchの画像をLINEで送信

いちいち画像ファイルを選んだり、一回保存してからドラッグ&ドロップするような手間もないのでめちゃくちゃ楽チンです。これは覚えておいた方がいいですね。

保存名の変更もSkitchで可能

ブロガーやサイト制作者の中で問題になりやすいのが、画像の保存名!

画像名をそこまで細かくこだわる必要はないのですが、日本語表記のファイル名はサーバーへアップロードしたりする時にエラーが起きやすくなります。表示名も日本語のままだと「%E3%81%82」みたいに表示されたりしますね。

そこで、画像ファイルを保存する時にはしっかりとその画像を表すアルファベットに変換することが必要。

一般的には画像をフォルダに保存してから「名前の変更」などを行うかもしれませんが、これだとちょっと手間ですよね。

Skitchの場合、実は保存前のキャプチャ段階でその画像ファイルの名前を編集できます。

Skitchのファイル名変更

ここをクリックすることでファイル名の変更ができるので、ササッとキャプチャファイルを提出したい時や、保存をミスしたくない時にはこの段階でファイル名を編集しちゃうほうが良さそうですね。

Skitchで使用できるショートカットキー

Skitchはアプリケーションなので、インストールすればパソコンのショートカットキーで使用することができます。

といっても、そこまで多種多様なショートカットキーが準備されているわけではありません。ここでは基本的なものだけご紹介します。

Skitchで新しいキャプチャを撮影

新規のキャプチャは [command]+[shift]+[5]

MacOSのMojaveを利用している場合、この[command]+[shift]+[5]はMacOSのスクリーンショットとなる。そのため、[command]+[shift]+[5]でSkitchを利用したい場合には、MacOS側の設定を変更する必要があります。

先ほど紹介したように

MacOSのショートカットキー設定変更

Skitchのショートカットキーを変更することはできないので、MacOS側のショートカットキーを変更しておきましょう。そうすることで、[command]+[shift]+[5]を利用してSkitchの新規作成が可能。

全画面のキャプチャ

先ほどの[command]+[shift]+[5]は画面の一部を選択してキャプチャするためのショートカットキー。しかし、時には画面全部(全画面)のキャプチャを撮影したい場合もあるでしょう。

そんな時に使用できるのが [command]+[shift]+[6]

Skitch画面全体キャプチャ

このショートカットキーを使用することで、画面全体をキャプチャすることが出来ます。

矢印を逆向きに配置する

Skitchの矢印は、マウスでドラッグすることで設置可能です。ドラッグの始点から終点へ向かって矢印が描写され、終点の先に大きな三角が表示されます。

しかし、[option]キーを押しながら矢印を設置することで、矢印の始点と終点を反転させられます。つまり、ドラッグの終点が矢印の始まりとなって、ドラッグの始点が矢印の指す向きになります。

[st-kaiwa2]ここを目立たせるために矢印を描きたいけど、細かいな。[/st-kaiwa2]

なんて時には[option]を押しながら、目立たせたいところを始点に矢印を描写するのもありです。

間違った時に一つ戻す

Skitchで編集していて、

[st-kaiwa2]あ、ここの矢印はダメだな![/st-kaiwa2]

なんてことがあるでしょう。一つ一つの図形やテキストをクリックして選択し、[delete]キーで消していくことも可能なのですが、細かな図形を選択するのはちょっと面倒ですよね。間違うとクリックするたびにどんどん画像が増えるし。

そんな時に使えるのが、[command]+[z]

文字書きをする方、Web関連の作業に従事している方ならよく使うショートカットキーでしょう。実は、Skitchでもこのショートカットキーが機能します。これがかなり便利なので覚えておきましょう。

Skitchを使って画像キャプチャ(スクリーンショット)を爆速に

ブロガーだけではなく、通常の仕事業務でもパソコン画面のキャプチャ(スクリーンショット)を撮る場面ってかなり多いでしょう。

画像作成だけではなく、ちょっとしたパソコン操作の指示、マニュアルの作成まで、キャプチャを撮って画像編集するほうが簡単です。

と言っても、いちいち色んなツールを起動するのも面倒。そんな時にはSkitchですね。ササッと画像作成して、みんなに共有。ブログの画像をちょこっとだけ編集。そんな作業もSkitchを使えば爆速。

Skitchを使っているユーザーが多いので、どうしても画像は似通ったものになりがちですが、その分何かトラブルがあった時にはWebで検索すればほぼ解決できます。

キャプチャ、編集作業が捗るSkitchを使って、これからもスマートに作業していきましょう。