Apple製品で「iCloudの容量が不足しています」と表示される場合の対処法

こんにちは、パンダリオン(@pandarion_com)です。先日、新型のiPhoneが発売されましたね。iPhoneもついに11シリーズまで続いてきました。

新しいiPhoneを購入した方もいるでしょうし、僕のように

[st-kaiwa1]今までよりは安いけど、ちょっと高いな…。[/st-kaiwa1]

と今までのiPhoneを使い続けている方もいるでしょう。

iPhoneを買い換える時にはデータの移行をしなければいけませんし、バックアップが必要になります。また、買い替えをしなくても、iPhoneが壊れてしまったり、iPhoneを無くしてしまった時のためにバックアップを取っておくのがおすすめ。

Apple製品でデータバックアップを取る方法というと、iCloudというAppleから提供されているデータバックアップサービスが簡単です。自動でバックアップを作成してくれるし、保存できるデータ容量も大きいので便利。

ただ、中にはいきなりiPhoneの画面に「iCloudストレージに十分な空き領域がないため、このiPhoneのバックアップは作成できません」と表示され驚いている方も多いのではないでしょうか?

今回は、iCloudの容量不足を解決できる方法についてご紹介します。

iCloudの空き容量を確認する方法

iCloudの容量が不足していると表示されても焦らず、まずはiCloudの容量がどれだけ使用されているのか確認しましょう。

AppleIDからiCloud容量の確認

※画像クリックで大きく表示されます。

iCloudの容量を確認するためには、まず「設定」を開きます。「設定」の画面を開くと、一番上に自分の名前が表示された部分があると思うので、そこをタップ。周りの項目よりも一回り大きく表示されている部分です。

※iOS13にアップデートしたので、画面はダークモードで黒く写っています。

iCloudを選択する

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自分のAppleIDが表示されている画面が表示されるので、ここの中から「iCloud」の項目を選択しましょう。青い雲マークが表示されているのがiCloudの設定です。

iPhoneからiCloudの容量を確認

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iCloudの画面を開くと、今のiCloud全体容量とその中の使用容量が表示されます。帯グラフで容量が表示され、どの部分でどれだけの容量を使用しているのか確認できます。

「iCloudストレージに十分な空き領域がないため、このiPhoneのバックアップは作成できません」と表示されている方は、ほとんどの容量が「使用済み容量」となっているでしょう。その場合、単純にiPhoneのiCloud容量に対して使いすぎている状態です。

iCloud容量にスペースを空ける

先ほどの方法でiCloud容量を確認し、適切にバックアップが取れるように調整しましょう。iCloudはバックアップを保存するたびにどんどん埋まっていきますので、そもそもバックアップを取る必要がないものは省きたいですね。

写真の容量が大きい

多くの方の場合、iCloudストレージの容量が足りなくなる原因は「写真」でしょう。写真をたくさん保存しているので、保存容量がいっぱいになってiCloudを圧迫している可能性が高いです。

iCloudの帯グラフを見て写真の占めている割合が高い方は、まず写真のバックアップをオフにしましょう。写真や動画など容量の大きなデータはすぐにiCloudを圧迫するので、自動バックアップをオフにして手動でバックアップするようにしましょう。

写真の動機をオフにする

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写真のバックアップを自動から手動へ切り替えるためには、先ほどのiCloud容量確認画面で「写真」を選択します。

写真の自動バックアップをオフに

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ここで表示されている「iCloud写真」のボタンをオフにする(色がグレーに変わる)と自動バックアップがオフになり、iCloudの容量を食わないようになります。

ただ、この操作だけではiCloudの容量がいっぱいになっているままなので、保存されている写真は手動でパソコンや別のクラウドサービスへ移動させましょう。

バックアップの容量が大きい

単純にバックアップの容量が大きい場合は、使用されているアプリのバックアップをオフにしておきましょう。

iPhoneからiCloudの容量を確認

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ここで容量を食っているアプリを確認し、容量の大きなアプリがある場合はアプリ名の横にあるボタンをオフにしましょう。オフにしておけば、自動的にバックアップが取られてiCloud容量を圧迫する心配もありません。

iCloudの空き容量があるはずなのに、メッセージが表示される場合

時々、「iCloudストレージに十分な空き領域がないため、このiPhoneのバックアップは作成できません」と表示されてiCloudの容量を確認しても、容量に余裕があるケースがあります。容量は空いているはずなのに、メッセージが表示されるのはおかしいですよね。

iCloudの読み込みが遅いだけの可能性もあります。その画面でしばらく放置するとiCloudストレージの確認が始まり、実際のiCloud容量が表示されます。

また、一つのアプリ内で使用されているファイル容量が大きいためにiCloud容量を圧迫している可能性もあります。この場合、先ほどと同じようにアプリの自動バックアップを停止しておくのがおすすめ。

音声ファイルもバックアップの対象になっているので、留守電や録音アプリも自動バックアップを停止しておきましょう。

iCloudのストレージ容量を増やす方法

iCloud容量がいっぱいになっている場合、不要なファイルを削除したり、バックアップする項目を整理することで解決します。

しかし、中には本当に全てバックアップしておきたい方もいるでしょう。大事な写真を保存していたり、パソコンと同期してファイル確認している方もいるのではないでしょうか。

そんな時には、iCloudの容量自体を増やしましょう。実際、僕もiCloudの容量が足りなくなって、今では2TBの容量までストレージを増量しています。

iCloudのストレージプラン

iCloudには容量によってプランが存在します。全て月額のサービスになっており、容量を増やすごとに月額費用も高くなります。

ストレージ容量 月額費用
5GBまで 無料
50GBまで 130円
200GBまで 400円
2TBまで 1,300円

写真や動画のデータが多い方は200GBのプランを契約しておくと安心かもしれませんね。さすがにこれくらいの容量がいっぱいになる方は少ないでしょう。

最大で2TBまでの容量が設けられているのですが、実は僕は2TBを契約しています。会社の書類もiPhoneのデータも全てをバックアップして共有しているので、これくらい容量が必要になっちゃいました。

月額1,300円というとちょっと高く感じるかもしれませんが、データ保管してもらってさらに各種デバイスで共有も出来るのであれば安いかもしれません。僕はiCloudがないと仕事にならないくらいヘビーユーザーです。

さらに、200GBと2TBのプランは家族と分けあって使う事もできるので、家族人数で料金を分割して考えるとかなり安いのかもしれませんね。2TBなんかは家族で分け合うか、仕事で使うヘビーユーザーくらいしかいないでしょう。

iCloudストレージを増やす方法

iCloudの容量を増やしたい場合、iPhoneの設定画面から簡単に契約容量の変更ができます。

iCloud容量の変更

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iCloudの容量を確認する画面から、上部に表示されている「ストレージを管理」をタップ。

iCloudストレージを増やす

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すると、「ストレージプランを変更」という項目が表示されるので、ここから変更ができます。希望のプランを選択して、そのままスマホで決済が可能。簡単に容量アップできます。

お金のかかる部分ですが、いざという時に不便しないように少し余裕を持っておくのがおすすめ。