子供の言葉の発達が遅れる理由。発達障害?

子供の言葉の発達が遅れる理由。発達障害?

こんにちは、パンダリオン(@pandarion_com)です。

子供は1歳半頃から言葉を発するようになります。1歳半頃から意味のある言葉を発するようになり、2歳頃には自分の意思を言葉で表現できるようになりますね。

子供が喋り出す時期に関してはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

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しかし、子供によってはこの言葉の発達が著しく遅い子供がいます。僕の息子も言葉の発達が遅く、3歳3ヶ月になった今でも親との会話はしっかりと取れていません。何か言葉は発していますが、コミュニケーションを目的とした言葉にはなっていません。

そこで、今回は子供の言葉が遅れる理由とその解決策に関してです。

耳が悪い?

子供の言葉の発達が遅い場合、多くの親が心配するのがこの「耳が悪いのではないか」ということです。確かに、耳が悪かった場合は言葉自体を聞き取れていないので言葉を学ぶすべが無かったのかもしれません。聴いたことの無い言葉を話すなんて無理な話ですよね?

英語という言葉を聴いたことが無いのに、英語の勉強をして話すことが出来るのかと言われるとたいていの人は無理だと思います。子供が言葉を話せないのもこれが原因かもしれませんね。

しかし、耳の検査をしてもらうと耳が悪くて言葉の発達が遅れている子供というのはかなり少ないようです。つまり、言葉は話せなくても耳はしっかりと聞こえています。耳が悪いから話すのが遅れているわけではないようですね。

心配な方はお医者さんで耳の検査をしてもらうといいかもしれません。

耳垢掃除

「耳垢が溜まっていて聞こえないのかな?」と思われるかもしれませんが、それほどに耳垢が溜まっている場合、かなりの激痛が生じるそうです。子供だと耐えるのがキツイくらいの痛みを伴うため、耳の聞こえが悪くなる前に耳の痛みを訴えてくるでしょう。

お子さんが良く耳を触っている、耳の穴に指を入れる、同じ方向を向いてしか寝れない、などの場合は一度病院へ行って耳を診てもらうといいかもしれません。

我が家の息子も、耳垢が上手に取れなかったので一度耳鼻科にかかりました。専用の薬?があるようで、子供でも耳垢の掃除をしっかりとしてもらえましたよ。

知的な遅れがある

これを心配されている親御さんが一番多いのではないかなと思います。「言葉が遅れている=脳に障害があって発達していない」と解釈されるのだと思います。僕の息子も今はこれを疑っています。病院でもそのような疑いがあると言われました。

発達障害を抱えている子供は、ある一点に関して集中すると他の物事を全く脳に取り入れなくなるそうです。好きなものが出来ると、もうそれしか見えなくなってしまうわけですね。

そのため、「言葉を話すよりもオモチャを転がすことが楽しい!」と一度感じてしまうと言葉は話さずにずっとオモチャで遊ぶようになるそうです。言葉を話すという行為に対して興味を持てないようですね。人とコミュニケーションを取るという行為が分からないようです。

子供が言葉を覚える第一の方法が親の言葉を真似することです。しかし、知的な遅れがあると真似をするという行為が出来なくなっている場合があります。人と同じ事をすれば自分も出来るようになる、そういったことが理解できないようです。

知的な遅れがある場合は脳の発達に原因があるのですが、あるときを境にいきなり話し出したりすることもあるようです。僕の周りでもそういった子供が多くいました。

5歳になるまでほとんど会話も出来ない状態で、完全に発達障害と判断されていた子供がいましたが5歳を過ぎたとたんにいきなり話し出して今では全く周りの子供と変わらない、なんて子もいます。

遊びに混ぜる

知的な遅れがある場合には「言葉を話す」ということを教えるのではなく何か遊びの中に「話す」という行為を混ぜていくと良いようです。一緒に遊んでいるときでも、真似っこ遊びをして最初はジェスチャーやボール遊びをしていても、途中から音を鳴らす遊びを混ぜていきます。体を使って音を鳴らす遊びをした後に、口を使った遊びを混ぜてあげます。

そこから何か単語を発する真似っこを繰り返していると、言葉に慣れてくれるようです。言葉を話すことが面白いと感じてくれれば、単語を真似するようになってくれます。その後単語→2語→3語と増やしていくのが会話を習得する方法のようですね。

我が家の子供もその方法で少しずつ語彙が広くなってコミュニケーションが取れるようになってきました。

コミュニケーション障害?

言葉の遅れをコミュニケーション障害と捉える考え方もあるようですね。コミュニケーション障害の代表的なものが自閉症と呼ばれる障害です。人と会話をする、関わることが嫌になり自分の中だけの世界に閉じこもってしまうようです。

知り合いの保育士さんに聞いた話ですが、コミュニケーション障害を持つ子供は保育園で見ていても分かりやすいそうです。

何か話しかけてあげたときに嫌がるそぶりはしないのですが、絶対に目を合わそうとはせず色んなものを横目で見るような行動を取るそうです。怒られても、泣いたり怒ったりすることは無く、じっとしていることが多い。

周りのみんながおもちゃで遊んでいるときにも、同じおもちゃで遊ぶことは無く遠くでじっとしていることがあるようです。人と一緒に何かをするという感覚は無く、自分だけの世界に入り込んでいるので人に対して怒りを表すことも無ければ喜びを表すことも無いんですね。

一人でオモチャで遊ぶのが好きな子供はいますが、好きなおもちゃをとられた場合は怒ったりしますよね?でも、障害を抱えている子はそういった反応も無かったりします。

教えるのではなく、サポートする

コミュニケーション障害を抱えている場合は無理に話しかけたり、言葉を教え込もうとすることは逆効果なようです。

自分一人の世界に入っていたいのに、無理やり顔を合わされてガミガミと話されることにストレスを感じてしまいます。そういったストレスが溜まり、また自分の世界に引きこもってしまう、そういった悪循環になりかねません。

そのため、そういった場合には病院でしっかりと診察をしてもらい、適した方法を教えてもらいましょう。コミュニケーション障害もその程度がありますので、サポートの仕方はそれぞれでしょう。お子さんに合った方法で親がしっかりサポートしてあげることが大切ですね。

言葉のみの遅れ

これは、発達障害と呼ぶべきではないのかもしれません。

言葉の発達が遅い子供の中には、原因は無いけど言葉の発達だけが遅れている子供もいます。それがその子供の特徴、個性といった考え方ですね。やはり成長スピードには個々の差がありますし、回りの環境が違えば成長も違いますよね。

そういったことを加味すると、障害によって言葉が遅れているのではなく、単純にまだ「話す」ということに興味を持っていないだけかもしれません。

個性?

我が家の息子も、障害なのか、この個性なのか怪しいところだそうです。

会話は多い家庭だと自分で思っていますが、言葉を話すことに対してなかなか興味を持ってくれていないようです…。僕

個人の意見としては、成長スピードが遅いことは全く悪いことではないですし、自分のスピードで何でも覚えていってもらえばいいと思っています。自分自身が変わっているのかもしれませんが、僕は何でも個性として認める方針なので全く気にしていません。

しかし、それが子供にとっていい事かどうかは別ですよね。僕が個性だから言いと思っていても、もう少し大きくなったときに子供がいじめを受けるかもしれませんし、その影響でふさぎ込んでしまうかもしれません。

こればかりは性格の問題があるのでなんとも言えません。そのため、今のうちから少しだけでもトレーニングを行うようにしています。

目を合わす

これは全ての場合に言えるトレーニングかと思います。

子供に話しかけるときには、子供と同じ目線になって、ゆーっくりと話します。自分の唇を子供が確認できるようなスピードで話しかけます。同じ言葉を繰り返し話すこともあります。

この時にはなるべくジェスチャーは使わずに言葉だけで伝えるように意識するほうが良いようです。ジェスチャーを用いると、理解してくれるのは早いかもしれませんが、その動きに気をとられてしまい「言葉を話す」といった行為から注意がそれてしまうようです。

子供に言葉を教えるときには、目線をしっかりと合わせてゆっくりと正確に、唇の動きを見せることを意識してみましょう。